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| 第一話 第二話 第三話 第四話 第五話 第六話 第七話 第八話 | ||
次の方〜どうぞ、お入りください。先生よろしくお願いします〜。
失礼します。岡山から来ました、カリ・・・
名前は、いりゃぁせん！ 姓名判断はやらんのじゃ！わしは“ウォッチ・フォーチュン・テラー”
じゃよってにのぉ〜、ふぉっほっほっ！
よろしくお願いします。
さっそく、腕時計をはずして診せてもらおうかのぅ。
（虫メガネのように取っ手はついているが、とてつもなく大きなキズミをかざしながら・・・）
ほほーっ、DD・・・かなり古いわりには綺麗じゃのう。
どうでしょうか？
むっ、女難の相じゃ！
はぁ？
若い頃、女にもてようと思って無理をして買ったものじゃな。
は、はい・・・。
しかし、それほど・・・効果はなかった。今の奥方とは大恋愛であったが、結局この時計は役に立たんかったようじゃのう〜。
家内は時計に興味がなくて・・・
それが不吉の元じゃろうて〜。だから、次々と現行モノを買っては隠す・・・ハムスター症候群じゃな！すべての動機は女につながっておる！うーん、不純じゃ！
先生、どうすれば・・・
奥方にもDDレディースを買って差し上げなさい！
しっ、しかし、家内はまったく・・・
大丈夫じゃて、きっと喜ばれる・・・ふぉっほっほっ！じゃが、それも隠すのじゃ・・・奥方が気づき易いところにな・・・。
みえみえで大丈夫でしょうか？
このままじゃと、すべてのコレクションに災難がおよぶぞょ！おぬし、完璧に隠すから取り返しの付かぬことになってしまうのじゃ！
先生、どこに隠せばよいでしょうか？
それは別料金じゃが、よろしいかのうぉ？ふぉっほっほっ！・・・・
